「本日は冷茶を二煎差し上げます。一煎と二煎の間にお菓子をお召し上がり下さいませ。」とは松嶺庵花月流二世家元 千速靜雪先生。爽やかに始まった冷茶会。青々としたこなすをあしらったお菓子に切子の水差し、
ひょうたんをくりぬいて作った瓢杓(ひょうしゃく)を氷水の中へ・・・。カラコローン 涼やかな音。どれをとってもひんやりした雰囲気。床は短冊の下に盛物「青紫連芳」(せいしれんぽう)青瓜、茄子が飾られ、みずみずしい夏の風情が表現されています。小さな小さな白い器にさわやかな緑色の冷茶。一滴一滴丁寧に茶碗に注がれます。さてお味は?冷たくて甘~い冷茶に皆様大満足のご様子。
さて本日の皆様の装いはっ、薄物のきもの一同にお見事。絽の江戸小紋で正等派。絽付下げでしっとり。絹紅梅で軽やかに。紗紬でスッキリと。浴衣をきもの風に着こなしたり上級者揃いでありました。
次回は、焙じ茶なんてどうでしょうか・・・
さておき、夏の午後のひと時楽しい冷茶会となりました。